毎年7月~10月頃には、日本に接近・上陸した台風による、大雨・洪水・暴風などによる被害がテレビで報道されていますよね。
2019年に日本を直撃した台風で特に被害が大きかったのは、台風15号の暴風と、台風19号の大雨、暴風でした。
多くの倒木が発生して、交通や停電の復旧に対する障害が発生したり、従来のアメダス日本記録を越える記録的な大雨も降りましたね。
夏から秋にかけて台風は大変な被害を及ぼし、時には断水になる事もありますが、なぜ台風で断水になるのかご存じですか?
停電は電線が風の影響で切れてしまったなど想像出来ますが、台風で断水になる可能性があるのはなぜなのか気になったので調べてみました。
今回は「台風が来た時は断水になる?なぜ水道が止まる可能性があるのか調査!」と題してお届けします。
台風が来た時は断水になる?なぜ水道が止まる可能性があるの?
台風が来た時の断水やなぜ水道が止まる可能性があるのか調べてみると、その主な原因や理由は「台風による停電」が影響していました。
停電になってしまうと、取水・送水のポンプや浄水設備を稼働させる事が出来なくなり、断水してしまうんですね。
水道水は、浄水場からろ過や殺菌処理をした状態で各家庭に届きます。
台風が来た時に断水したり水道が止まる可能性がある原因や理由は、水道管や給水ポンプを通して水が送られてくる為、水道設備が壊れたり、停電が原因となっている事があるんですね。
また、よほど被害の大きい状態にならなければ起きないトラブルですが、水源に異常が発生して取水出来なかったり、大雨や土砂崩れにより水道管が破損することもあるようです。
台風で断水になった事による影響は?
では、台風で断水になった事による影響はどんなものがあるのでしょうか?
水を使う場所で断水の影響を受ける所を考えてみると、台所・トイレ・お風呂・洗面台ですよね。
水を使う料理や飲料水を用意出来なくなり、トイレが流せなくなったりお風呂やシャワーも利用する事が出来ず、顔を洗ったり歯磨きしたりといった事が出来なくなるなど困った状況になってしまいます。
日頃当たり前のように使えている水道が台風で断水になった事による影響はとても大きいという事が分かりますね。
台風で大きな被害が出てしまって、復旧に時間が掛かる事もあるので、事前に対策を用意しておく必要があります。
断水の対策はどうしたらいい?
断水の対策はどうしたらいいのか調べてみました。
台所・トイレ・お風呂・洗面台など各ご家庭で使われる水はかなりの量になります。
それぞれの場所で「飲み水でなければ使えない所」や「飲み水でなくても使える所」があるので、飲料水とそうでない水を上手に使い分けないといけません。
断水の対策についてまとめてみました。
飲料水について
断水と聞いて、一番最初に頭に浮かぶのはペットボトルに入っている飲料水ではないでしょうか?
ミネラルウォーターなどの飲料水がある事で、料理や飲み水の問題が解決しますね。
ちなみに飲料水をどのくらい用意したらいいのか調べてみると、一人当たり1日3リットル×3日分必要になります。
もし3人家族だったら、3リットル×3日分×3人なので、合計27リットル必要ですね。
27リットルという事は、2リットルのペットボトルに入った水が14本も必要になるので、事前に用意しておかないと用意するのが大変です。
また水道局の給水という方法もあります。
各都道府県の水道局のホームページを確認すると、応急給水拠点など給水に関する情報が載っているのでご覧ください。
飲料水以外について
トイレを流したり、洗濯や体を拭いたり、食器を洗う水など飲料水以外について調べてみました。
この場合、台風の時に降る雨を利用する事が出来ます。
降り始めの雨は大気中の汚れなどを含んでいる場合がありますが、30分程降り続いた雨は蒸留水に近いようです。
雨どいからバケツやタライなどに雨水を集めておけば、トイレを流したり、洗濯や体を拭いたり、食器を洗う水として使う事が出来ますよ。
また井戸水や湧き水を使う事も出来ますが、きれいに見えても雑菌が含まれている場合があるので、沸騰させてから使うと安心です。
もう一つの方法として、断水になる前にお風呂に水を貯めておく事です。
お風呂ならある程度の水量を確保出来るので、少しの間ならなんとかなりそうですね。
停電になっていれば、お風呂を沸かす事は出来ませんが、飲み水以外の所で利用する事が出来ます。
節水について
人は1日に2リットルの水が必要と言われていますが、台風が発生する時期が7月から10月と気温の高い時期になるので3リットルは確保したい所ですね。
体に無理のない範囲で出来るだけ節水で過ごしましょう。
以下に、どんな所で節水が可能なのかまとめてみましたので参考にされて下さい。
節水する部分について
- 皿を使う時には、ラップやクッキングシートなどを敷いたり、使い捨ての紙皿などを使う
- 歯磨きしたらすすぎを2~3回に減らし、歯ブラシはティッシュなどで拭く
- トイレはダンボールや砂、おがくずを使って簡易トイレを作る
- 洗濯には洗濯機ではなく、洗濯板を使う
- 体を洗う時は、固く絞ったタオルで体を拭いたり、水を使わないシャンプーを使う
まとめ
今回は「台風が来た時は断水になる?なぜ水道が止まる可能性があるのか調査!」と題してお届けしました。
台風イコール停電というイメージですが、停電したことによって断水も起きてしまう可能性があるんですね。
電気・水道・ガスなど生活・生存に不可欠なライフラインが1つでも欠けることで私たちの生活は大きな制限を受けてしまいます。
もしもの時の事を考えて、台風が発生したら断水の対策は大丈夫なのか見直してみるのもいいかもしれませんね。
最後までご覧いただきありがとうございました!