長崎県長崎市では、毎年冬になると中国の旧正月を祝う行事「春節祭」を起源とする「長崎ランタンフェスティバル」が開催されます。
今回は、冬の一大イベントといわれるランフェスを120%楽しめるようにモデルコースや開催場所ごとに見どころをご紹介します。
おすすめのモデルコースはこちら
最初にご紹介する新地中華街会場・湊公園から順番に見ていけば、移動時間も少なくて済みますよ。
崇福寺の数量限定「元宵団子」を狙うなら、16:30までに崇福寺周辺に着くようにして下さいね。
新地中華街会場・湊公園 (路面電車「新地中華街」電停から徒歩1分)
湊公園では、干支のメインオブジェや、大小様々なランタン装飾を楽しめますよ。
期間中は龍踊り、二胡演奏など中国色豊かなステージイベントが毎日開催されます。
唐人屋敷 (湊公園より徒歩約5分)
異国情緒漂う「唐人屋敷跡」は、貿易で長崎に来ていた人たちが生活していました。
当時の面影が残るお堂や、ノスタルジックな街並みが他の会場とは一味違う雰囲気を楽しませてくれますよ。
新地中華街 (唐人屋敷より徒歩5分)
新地中華街では、角煮まんやゴマ団子・ちゃんぽんといったおいしい中華グルメで、人気のエリアです。
日本三大中華街の中でも、独特の食文化を持つといわれる長崎新地中華街をお楽しみください。
銅座川 (新地中華街より徒歩1分以内)
新地中華街からすぐの位置にある銅座川では、桃色のランタンが幻想的で可愛らしい雰囲気を作り出しています。
他のエリアにあるランタンは極彩色といわれるスタンダードな色ですが、銅座川ではまた違った雰囲気を味わえるんです。
中島川公園では、黄色のランタンを観ることが出来ますよ。
※地図の駐車場横の川が、銅座川です。
崇福寺 (新地中華街会場から徒歩約15分)
日本最古の唐寺である崇福寺のランタン装飾も幻想的な光景を見ることが出来て、期間中は17時以降は入場無料になります(21時閉門)。
開催期間最終日の17時30分~先着500名様に、中国の元宵節に幸せを祈って食べる風習のある縁起物の「元宵団子」を無料で配布しています。
この元宵団子を食べてみたい方は、16:30頃に並べば貰える確率は高いみたいですよ。
浜んまち会場 (崇福寺から徒歩約10分)
浜市アーケード内浜屋前には中国の縁結びの神様「月下老人」にちなんだ、長崎ランタンフェスティバル特製「赤い糸のお守り」が100円で販売されているので、良縁を願う方は購入してみてはいかがでしょうか?
期間中の週末は、この辺りのお店が21時まで延長して営業しているので、少し遅い時間でもお土産を買うことが出来ますよ。
ベルナード観光通り (浜んまち会場から徒歩1分以内)
浜んまち会場からすぐの場所にあるベルナード観光通りでは、期間中の2日間子供たちにも大人気の「手作りランタンコーナー」を設けております。
数に限りがありますので、気になる方はお早めに。
中央公園会場 (ベルナード観光通りから徒歩約5分)
中央公園会場では、期間中は毎日ステージイベントが開催され、大小のランタンに加え、子どもが喜ぶ動物のオブジェや出店が充実しています。
実は、湊公園よりおすすめの場所とされているのが、中央公園なんです。
湊公園と比べて観客が少なくて、イベントのアンコールに応えてくれたりします。
また、イス席は屋根があるので雨の日でも安心ですよ。
中島川公園 (中央公園会場から徒歩4分)
ここにしかない黄色のランタンが川面に映り、幻想的な風景を見ることが出来ます。
また、川に浮かんでいるオブジェもあり、水面と上空からのランタンの光が中島川に映りとても綺麗です。
銅座川では、ピンク色のランタンを観ることが出来ますよ。
長崎市内の夜景 (中央公園会場から車で20分)
香港・モナコと並んで、世界三大夜景に認定され1000万ドルの夜景といわれる長崎市内の夜景。
長崎港を中心に山々が取り囲むすり鉢状の地形により、美しい港の夜景が楽しめます。
日本三大夜景に選ばれる「稲佐山山頂展望台」からの夜景は、夜空にきらめく天の川のような輝きです。
でも、稲佐山山頂展望台まで車で20分程掛かるので、もっと近くで夜景を楽しみたい方におすすめしたいのが「長崎水辺の森公園」です。
こちらは高台ではないので全体の夜景を見ることが出来ませんが、新地中華街から徒歩6分ほどの距離にあり、ヨットハーバーに停泊している船の明かりや公園のライトアップといったロマンティックな演出がされているデートや散歩に最適なスポットです。
開催場所やイベントスケジュール
長崎市内中心部に、約15,000個もの中国提灯(ランタン)や、大小さまざまなオブジェが飾られ、大きいものになると、その大きさは10メートルにもなります。
期間中は各会場で、中国色豊かなイベントが繰り広げられ、中国から移入された勇ましくエキゾチックな龍踊り、曲芸や奇術など様々な芸能を披露する中国雑技、中国の伝統的な擦弦楽器の一種である二胡の演奏などが予定されています。
個人的には、二胡の演奏を聞いてみたいです。
この楽器について調べてみたところ、二胡には弦が2本しかないそうです。
外弦・内弦の間に挟まれた弓を弦に擦り付け、その摩擦によって出た音を、蛇の皮を張り合わせてある琴筒で共鳴させ音を出し、中国の映画などでよく聞く壮大で繊細な音色を奏でているんですね。
心が豊かになる音楽として、リラクゼーションや疲労回復・うつ病改善・自律神経調整といったセラピーの効果もあるそうですよ。
開催場所 | 新地中華街・中央公園・唐人屋敷・興福寺・鍛冶市・浜んまち・長崎孔子廟の7カ所 |
開催期間中には、色鮮やかなランタンで街が埋め尽くされ、土日を中心にイベントも沢山開催されます。
会場が7カ所もあるので、それぞれの会場の雰囲気やイベントを楽しみたいですね。
イベントスケジュール | 【前夜祭】2020年1月24日(金) 点灯は18:00~22:00
【後夜祭】2020年2月9日(日) 点灯は17:00~21:00 ※旧暦の1月1日(春節)から1月15日(元宵節)に開催 |
※イベント実施内容については未定です。分かり次第、記事を更新します。
点灯時間 | 17:00~22:00(点灯式当日のみ18:00~22:00、金・土 ~23:00まで点灯)
新地中華街会場、浜んまち会場、中央公園会場は、12:00~22:00まで点灯 1月31日(金)、2月1日(土)、7日(金)、8日(土)は~23:00まで点灯 雨天時も、ランタンは点灯します。 |
新地中華街会場・浜んまち会場・中央公園会場は、お昼から点灯しているので夜に来れない方は、こちらの会場か皇帝パレード・媽祖(まそ)行列をご覧になる事をおすすめします。
もうひとつのおすすめは、暗くなってからの極彩色に光る15,000個ものランタンです。
頭上に揺らめくランタンの灯りは、色とりどりの光を放ち見ているだけでも心が癒されますよ。
まるで中国に来たような気持ちにさせてくれる「長崎ランタンフェスティバル」へ出掛けてみませんか?
ランタンフェスティバルの見どころ
ランタンフェスティバルにお出掛けの際に、ぜひ立ち寄ってほしい見どころを集めました。
ランタンだから、見どころは夜というわけでもなく、昼にしか楽しめないイベントもあるんです。
極彩色が鮮やかな中国提灯(ランタン)
街中で観られるすべての景色が大小さまざまなランタンの灯りという圧倒的な迫力と、その美しさに感動します。
中でも目を奪われるのが大きなランタンの装飾で、ゾウやパンダなどの動物・三国志の人気者「関羽」などが登場します。
一番大きいもので高さが10メートルにもなるランタンもあるんですよ。
大迫力の皇帝パレードや媽祖(まそ)行列
爆竹や銅鑼(どら)を鳴らしながら繁華街を練り歩く「媽祖行列」は、まさに中国らしい演出がされていて見ている人たちを圧倒します。
皇帝パレードでは、ゲストがパレードに登場し、過去には長濱ねるさんや松尾悠花さん・川後陽菜さんなどが参加されました。
ランタンフェスティバルは、夜だけでなく昼のパレードやショーといった催し物も見どころのひとつですね。
7つの会場で行われる各種イベント
期間中は毎日どこかの会場で、イベントが開催されているんです。
「中国雑技」「龍踊り」「二胡演奏」は、期間中毎日公演されるので、誰でも楽しむことが出来ますね。
※「孔子廟会場」で17:00より前の公演は、大人600円、高校生400円、小中学生300円。
「興福寺」で行われる公演は、大人300円、中高生200円、小学生100円。
その他の会場の公演は、無料で楽しむことが出来ます。
他とちょっと違う色のランタンが幻想的な空間を作ります
街を彩るのは極彩色のランタンばかりでなく、黄色いランタンで装飾されているところもあります。
中島川公園会場では、黄色の光が水面を照らす幻想的な景色を見ることが出来ますよ。
また、銅座川では可愛らしい桃色のランタンが揺らめきながら街を照らしています。
新イベントの夜空へ舞い上がるランタン
出島表門橋公園(史跡出島付近)で、夜空にランタンを浮かべる新イベント「スカイランタン」(先着順、限定300個予定)を実施しています。
まるで映画のワンシーンのような夜空に舞い上がる沢山のランタンは必見ですよ!
中華街のグルメは、どれにしようか迷っちゃう
どこに行っても、やっぱりグルメは外せませんよね!
期間中は各会場に多くの屋台が出店し、テイクアウトグルメを味わいながらイベントを楽しめます。
人気の「角煮まん」や「100円ちゃんぽん」など、長崎の中華を思い切り楽しみたいですね。
最後に
「福」を逆さまにした「倒福」のランタンは「到着」の「到」と「倒れる」の「倒」の発音が同じことから「到福(福が到る)」という意味を表しているんです。
幸せを祈って食べる風習のある縁起物の「元宵団子」や「到福(福が到る)」という意味を表した「倒福」のランタン、縁結びの神様「月下老人」にちなんだ、長崎ランタンフェスティバル特製「赤い糸のお守り」といった縁起物に沢山出会えるランフェス。
頭上で揺らめくランタンの極彩色に癒され、中国由来の縁起物をゲットする為に、長崎の冬の一大イベントに出掛けましょう。
最後にまでご覧くださりありがとうございました!
